ひとつの単語でふたつの意味
こんにちは!
みゆきさんの英会話インストラクターずんだまるです!
みなさまは、同音異義語をご存じでしょうか?たとえば、「飴」と「雨」のように、同じ読みでも異なる意味をもつ言葉のことです。
英語にも、日本語ほどではないですが、同音異義語があります。
今回は、一文のなかに同音異義語が含まれている文章を英字新聞から見つけたので、ぜひ紹介したいと思います!
“Trust your money to those who are worthy of trust.”
「信頼に値する人にあなたのお金を貸しなさい」という意味です。
最初と最後に出てくる“trust”という単語が、同音異義語です。では、詳しく見ていきましょう!
1.“trust”が表現する、ふたつの意味とは?
“trust”という単語には、「信頼」という意味があります。
たとえば、“Trust me.”というと、「わたしを信頼して」という意味です。映画のなかで主人公がピンチのときにつかわれそうなセリフです。
もうひとつ、“trust”を動詞としてつかう場合、先ほどの意味と同様「信頼する」という意味のほかに、「お金を貸す」という意味にもなります。信頼をだれかに向ける、つまり(お金を)貸すという意味に転じるんですね。
では、“Trust your money to those who are worthy of trust.”のどちらが「信頼」でどちらが「お金を貸す」かわかりますか?
最初は、“Trust your money” ですから、「(あなたの)お金を貸す」になります。最後の“are worthy of trust”については、“be worthy of 〜”は「〜に値する」という意味なので、「信頼に値する」という意味になります。
文章中の動詞を理解することは、文章自体を理解するうえで非常に重要なことです。むずかしいことを考えなくても、英語に触れつづけると必ず感覚が身につくと思います。ぜひ、つづけてみましょう。
そういえば、みゆきさんも「信頼があるからお金が集まるのだ」と、この文章と同じことをおっしゃっていました。
仕事もプライベートも、人が関わる以上、まず信頼すること、信頼されることが大切です。だからこそ、日ごろから相手のことを考えているんですね。
2.英字新聞にはほかにもつかえる表現が詰まっている!覚えておくとつかいやすい表現!
英字新聞のいいところは、文章を書くプロが書いているため、覚えておくと便利な言い回しや表現を多く学べるところです。
たとえば、“those who 〜”は「〜する人々」という表現です。また、「be worthy of 〜」は先ほども紹介しましたが、「〜に値する」という表現。高校生の英語の授業で習います。
ポイントは、“〜”の部分に文章を入れるのか、動詞を入れるのか、名詞を入れるのかをきちんと理解することです。
たとえば、“those who 〜”には文が入ります。「野球する人々」といいたいからといって、“those who baseball.”とはなりません。“those who play baseball.”と、動詞が入ります。
このように、言い回しの型をそのまま覚えることが英語上達への道です。
学校でも「教科書に載っていることをそのまま覚えましょう」と英語の先生にいわれた記憶はありませんか?
すぐ日本語に訳す前に、英語の文章の型を覚えて、徐々に派生させていくのが上達のコツですね。
まとめ
今回は英字新聞から例文を出しましたが、ほかにも同音異義語はあります。ただ、英語は日本語と異なり、違う意味でもニュアンスは似ているものがほとんどです。
「こんな表現方法もあるんだ」と、調べながら覚えていくのもおもしろいかもしれません。
みゆきさんも、単なる知識を増やすだけでなく、常に英語と触れながら実践していらっしゃいます。わたしも負けていられません!日々勉強です!
では、次回をお楽しみに!