英語を話す=欧米人と話すと思い込んでいませんか?
こんばんは。
みゆきさんに英語を教えているちゃぷちぇと申します。
わたしは普段、みゆきさん以外にも英語を教える機会があります。
今日は、そのなかでわたしが思った日本人が英語に対して感じる苦手意識の理由について紹介します。
引っ込み思案な人ほどおちいりがちな、英語を話すイメージ!
英会話を教えていてもったいないと感じることは、
「自分はあまり英語をうまくしゃべれないので。」
と引っ込み思案になり、せっかくのコミュニケーションの機会を逃してしまうことです。
みゆきさんは、自ら話したいこと、学びたいことに積極的に取り組まれるので先生冥利(みょうり)につきるのですが、なかには英会話を学びに来ているのにずっと口ごもっている方もいらっしゃいます。
ちゃぷちぇは考えました。
「いくら謙遜の文化とはいえ、日本人が英語に対して自信がないのはなぜだろう?」
そして、気づいたのです。
英語を話そうとするとき、わたしたちは欧米人、つまり英語圏の人と話すイメージを持ちすぎていないか?
今回は、果たして「英語は欧米人と話すための言語」というイメージが正しいか、検証してみたいと思います。
世界で英語圏の人数はわずか12%!
英語を話す目的は、大きく2つあります。
- 英語を母国語としている人と話す
- お互い違う言語を話す人との共通言語
果たして、どちらの目的のほうがつかう頻度が高いでしょうか?
世界人口は約70億人と言われています。
そのなかで、母国語や第二言語として英語を話す人は、約8億4000万人という結果が出ています。
世界人口の、わずか12%です!
意外に少ないですね。
逆にいうと、90%弱の人たちは、わたしたちと同じく英語を勉強して覚えてきた人たちだということです。
慣れない言語だから、伝わらないのはあたり前。
単語の羅列でもいいので、コミュニケーションを取ることが必要なのかもしれません。
まとめ
最後にエピソードをひとつ紹介します。
世界中の科学者が集まる学会で、開催を宣言するスピーチを行った先生がこう語ったそうです。
「この会場内の共通言語は、英語ではない。」
「英語だろ?」、「なにをいっているんだ?」とざわめく会場。
すると、先生が続けます。
「この会場内の共通言語は、broken English(はちゃめちゃな英語)だ」
うまくしゃべろうとするハードルがぐっと下がったこの学会は、かつてないほど活発な議論をくりひろげたそうです。
どうでしょう?はちゃめちゃな英語だったら、自分でも話せる気がしませんか?
ぜひ、いろいろなところで積極的に英語のコミュニケーションを楽しみましょう!
では、次回をお楽しみに。